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しばらくビジネスやら文学やらの話題ばかりでパズル系がなかった。今日、ちょうどそのことが話題にのぼったので、久々にひとつ紹介したい。設定も解法もシンプルながら、発想にちょっと妙を要するところが出来のいい問題である。▼額面が一枚一枚ばらばらの、十枚綴りの切手があるとする。この切手をふたりで交互に取り合っていくゲームを考えよう。つながっている切手の真ん中を取ってはいけない。手番で選べるのは端の二枚だけである。勝利条件は極めて単純。五枚ずつ取り分け終えたとき、持っている切手の額面合計の多い方が勝ちだ。そうしてこのゲーム、実は先手必勝である。ではその戦略とはどのようなものか――という問題だ。▼ひとつ補足すると、正確には「必ず勝つ方法」というものはない。たとえば切手がすべて同じ額面であれば、どう頑張っても引き分けにしかならない。したがって必勝というよりも「負けない方法」である。なかなか頭を捻らされた。
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