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修士論文提出まで一週間を切ったこの時期に、サステナビリティーについて自由に論ぜよなどという課題が出ているのだからたまらない。自由にと注意書きの添えてあるのをさいわいに、このさい思いっきり自由に論じてやろうと思う。しかしそう思うと、今度はA4二枚以内の縛りが効いてくる。少ないと不平を言うのもおかしな話だが、融通無碍に論じるにはやや少ない。なかなか思うようにはいかぬ。▼たいていの場合、文章推敲の手間は削ることである。まとまった話を書こうと思えば、ふつう短くするのに苦労するものだ。ところが不思議なことに論文となると、多くの人にとっては逆になる。百頁に足りないからもっと図を入れようなど、ザラである。少ない内容を必死で膨らませようとしていると見れば悲劇だが、そうとも限らない。厚くなければならないという既成観念も多分に手伝っている。形式主義から抜け出せないところ、まだまだ紙の無駄は終わらないのである。
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