400
Post/Edit Page
今年は雪もなかろうとついこのあいだ言っていたところが、昨日今日とさらさら降って素直に嬉しかった。雨戸にカーテンを締め切った部屋の中でもふしぎと雪の気配というのはわかるもので、午前四時頃、もしやと思って廊下へ出れば天窓からのぞく屋根が白かったときの楽しさ。あたたかい海沿いならではの雪の魔力である。▼コンビニへ出ようと思って外の様子を窺いに靴下のまま玄関を開けると、晴れて涼しい静けさに路は末までまっしろである。それでさっそく「風花のみちやましろに待ち焦がれ」など、また一句でたらめを詠んだわけだが、あとになって風花は晴天に「ちらつく」雪片を言うものではなかったかと思った。とすると、風花のみちと詠めばまだ雪が舞っていることになってしまう。用例を調べてみると、どれも述語は漂ふ、舞う、降らす。これはやってしまったな。しかしこんな間違いもさらさらと雪の如く流れていくがツイッターの魅力である。気楽でいい。
pass:
Draft