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知りたい単語をウィキペディアで調べたとき、項目がないのはまだいいとして、悲しくなるのは、英語記事はあるが日本語記事がないときだ。新出の語彙をいちいち英語で解釈するのは甚だ面倒である。かといって他のソースよりは信頼できると思うと、やはりそれを頼ってしまう。宙ぶらりんの状態がもどかしい。▼現存するウェブ情報の52%は英語で書かれている。一方、日本語で書かれているものは僅かに5%未満。言語の段階で既に十倍の情報格差が潜んでいるわけだ。このような言語に端を発する情報格差問題を特に「言語間デジタルデバイド」という。▼英語のリテラシーが低い日本人にとっては実にありがたくない話である。解決のためには、ストレスなく読解できるほどの精度を持つ機械翻訳が現れるのを待つか、ウェブ上の情報密度という視点から改めて英語の必要性認識を向上させるかしかない。どちらを選ぶかで、今後の情報生活も大きく変わってきそうである。
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