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相変わらず不況である。ところで「不況」という言葉を聴いたとき、一般的に消費者は次のような四つのタイプに分かれるという。「急ブレーキを踏む」贅沢は敵、支出はいっさい切り詰める。「痛みに耐える」つらいが欲しいものは欲しい、物を選んで節約か贅沢かを選ぶ。「余裕がある」不況なんてどこの国の話だと、ブルジョア的な振る舞いに終始。「その日暮らし」貯金を食いつぶせばいい。消費行動にさしたる変化なし。▼不況期にはこれら消費者の情動を考慮した心理的セグメンテーションが効果的となる。例えばデルがかつて、このセグメント別に打ち出した広告用メッセージが面白い。「これ一つでオーケー。ご予算の十分範囲内です」(急ブレーキを踏む)/「大変な時こそ、デルにお任せあれ。簡単に解決」(痛みに耐える)/「場所も景気も関係ありません。理想のノート型PC」(かなり余裕がある)/「不景気がなんだ」(その日暮らし)。こんな具合である。
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