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立ち回りや身振り手振り、発声の仕方や抑揚、あるいは資料の見せ方など、よいプレゼンテーションをするために心掛けなければいけない項目は多いが、まず真っ先に検討したほうがよいのは「言葉のひげ」を取ることである。言葉のひげとは、「あー」「えー」「まぁ」といったような、文の切れ目に挟まれる発声癖のことだ。これは実際話し手が思う以上に聞き苦しい。それだけで聴衆に聴く気を無くさせ、説得力を失ってしまう。▼これを無くすには、喋るときに必ずオーディエンスの目を見るようにするとよい。目星をつけた同じ一人の人でもいいし、そうでなくてもいい。出来れば広く観客全体に左へ右へ視線を流しながら、いつでも誰かに語りかけるつもりで話す、そうすると自然「ひげ」はなくなっていく。そもそも一対一で話しているときに、あまり「ひげ」を挟む人はいないことを考えれば、効果のほども想像にかたくないだろう。かなり簡単かつ有効な手立てである。
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