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セラミドという成分がある。男性よりも化粧品を使う機会の多い女性に馴染み深い名前かもしれない。皮膚の水分を逃がさないための成分で、保湿液などの高級なものにはしばしば配合されている。人の角質層にも多く存在しており、健康な皮膚においてはこの成分がダニやカビ、ほこりといった外界の刺激に対するバリアを形成している。したがってセラミドが不足すればバリア機能が落ち、肌はかゆみと乾燥のフィードバックへ入ってしまうことになる。▼そうならないためにこれを肌へ塗るのだが、ひとつ弱点がある。セラミドは外から塗って補充する場合、乾くのが早いのだ。もとが水溶性でないところへ、湿度や汗などの条件も手伝って、現実的には三十分から一時間程度で乾いてしまう。保湿効果としてはあまりにも短い。もしこれを三時間、六時間と長持ちさせたければ、シアバターなどの植物性バターやエッセンシャルオイルを上から塗ってフタをしてやるとよいだろう。
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