400
Post/Edit Page
ある手法が「科学的」であることの恩恵は、その効果が担保されるかどうかということよりも、戦略立案や選択肢の決定に自信が持てるところにある。ことの遂行にあたっては何よりもブレるのがよくない。ブレるのは不安だからブレるので、手法そのものが確実でないことにためらっているわけではないのだ。そんな心持ちに「科学」という言葉は、怪しげながらも一本軸を据えてくれる。▼何も打つ手が思い浮かばないときは、徹底的に科学的フレームワークに頼ってみるのも決して悪くない。そうして手続き的にやっているうちに、戦局を左右するキーの変数や、状況を一変させるトリガーや、重要なファクターが見えてくるということもままある。あるいは最初から科学的手法に頼ってみるのもいいだろう。ことにあたってはじめから方法論を持っている人は、なんと言っても仕事が早い。いわゆる「ダメ元」の当たり方を知っていれば、少なくとも何がダメかはわかるのである。
pass:
Draft