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”Most Advanced Yet Acceptable.”Raymond Loewyのデザイン哲学「MAYA」である。Autodeskの3D描画ソフトではない。▼進歩的であることを説く芸術家の心得は山ほどある。しかしそんなことは人に言われるまでもなく、現代に生きる芸術家魂を持つ人々は皆わかりきっているのだ。時代の中で創作に身をやつしているとき、関心は既に一歩先にある。つまり表現が進歩的でなければならないとき、私たちはどこまで行くべきなのだろうかということだ。▼彼の言葉はこの疑問に一筋の光を曳く。行けるところまで行け、しかしそれでも”Acceptable”であれ。この精神は美しい。受容されないものは全て認められぬという単純極まりない原理の中に、ぎりぎりを煮詰める芸術の精神が生きている。消極的な姿勢はどこにもない。攻めろ、攻めろ、さあカードをひいて、なんとしても21をつくるんだ――ただしこれだけは頭に入れておけ、バーストしたら無条件で負けなのだと。
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