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「幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね。」一日400、三日で1200。三稿書いては二個捨てる、そんな365歩のマーチである。▼一年前、なにを思って書き始めたのか、もう正確なところは覚えていない。これをつづけていれば云々という下心さえ、いつのまにか綺麗さっぱりなくなってしまった。ただ途切れるのもバツが悪いからつづけてきたわけだ。そんなものかもしれない。▼インフルエンザで寝込んでいても、手元のメモに書きつけて朝方に這いながら打ち込んだ。真冬の折、夜中の四時に布団から這い出して書いたこともあった。敢えて頁を分けなかった一枚をつらつらと眺めていると、中を読まなくてもどれがどれだかわかる。ふつう「日常」と呼ばれて消えていくささやかな記憶が、いちどはその上を流れていって、いまは一編一編に滴っているようだ。こう眺めてみて、日記よりもいいと思う。「あなたのつけた足跡にゃ、きれいな花が咲くでしょう。」
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