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オブジェクト指向プログラミングの真髄は、オブジェクト指向が持つ情報隠蔽の性質やポリモーフィズムを最大限に活かすようなクラスの設計にある。しかし、解決すべき問題を解くコーディングの方法は山ほどあるから、漫然とした独学だけでは真に最適なクラス設計を身につけることは難しい。そこで役立つのが「デザインパターン」である。▼デザインパターンはひとことで言うと「よく出会う問題と、それに対するスマートな解決策」である。プログラムの設計者が、いつでもどこでも出会ってきた問題に対する設計デザインのリファレンスだ。▼さまざまなデザインパターンを熟読玩味していると、なぜそのデザインが秀逸であるのか、根本的な構造と機能のアヤが見えてくる。「ひとまとめにできそうなものをひとまとめにする」という素朴な設計思想から脱却し、真に必要十分な機能提供を保証するスマートなクラス群の構築を目指して、貪欲に勉強してみるのも悪くない。
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