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同僚がアイスランドへ旅行に行っている。私は私でそれとは関係なく、たまたまアイスランド在住の方と連絡を取っている。地熱と暖流に恵まれた氷の島。いつか行ってみたいと思う。旅行するなら人に溢れた観光地よりも、とにかく氷の見えるところがいい。見渡す限りの氷。▼どこで雪山や氷河への憧憬を抱いて来たのか知らないが、私はかなりの氷河好きである。アーダルベルト・シュテイフター『水晶』など、精緻で透明な雪山の描写を何度も読み直しては感動した。漫画やゲームの世界でも、例外なく水や氷の妖精が好きにになる。フーケーの『水妖記』については以前言及した。▼こういう趣向からフロイティアンたちに何かを拾ってこられてもつまらないが、自分ながらどうして氷が好きなのかはいっこうにわからない。それこそ深層心理や記憶の井戸の片隅になにかのきっかけがあるのかもしれぬ。スピッツベルゲン、イエローナイフ。まだ見ぬ北の地を呟いては、遊ぶ。
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