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新年明けましての早朝は、ひょんなことからアムランを聴いて過ごすことになった。演奏動画巡りである。ハンガリー狂詩曲第二番のカデンツァは「自動演奏ピアノのためのサーカスギャロップ」を思い出すような行ったり来たりの超絶技巧。これを弾きこなすアムランの神業に改めて感心する。ラ・カンパネラの編曲譜面も面白く見た。▼私はふだんあまり演奏動画を見ない。たまにピアニストの技が見たくなるくらいで、それとて何かを盗もうというわけでもなく、それこそサーカスの達人芸を見にいくような子供心で見る。かっこよければそれで満足してしまう。▼ピアノ演奏者、ピアノ編曲者、あるいはピアノに限らず音楽に真剣な人はたいてい音楽鑑賞が好きだ。少なくとも私の知る人たちは、生であるなしに関わらず、コンサートの映像を見たり録音を聴いたりするのが大好きである。そんな真摯な世界から一歩さがって、いつまでも私は淡いディレッタントでいるんだろう。
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