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水晶のアクセサリをもらった。寅年なので、虎が水晶を抱いている。シンプルながらなかなかいいデザインである。▼水晶というものは、指に挟んで眺めているだけでは硝子玉と区別がつかない。見分け方はいくつかあるが、偏光板などを用いない即席のやり方としては、玉越しに髪の毛を覗き込んで二本に見えれば水晶、一本にしか見えなければ硝子玉というものがある。ただし、これにもいろいろ落とし穴があるのだ。▼まず、玉の高さを調整して斜めから覗き込めば、髪の毛は硝子玉でも二本に見える。これは両目で見ているからそうなるのであって、水晶の特性とは関係がない。「二本に見える」というのは髪の毛と水晶が密着した状態で、極細の線がすらりと並行に二本並んでいるように見えるのである。また水晶を溶解して固めたいわゆる「練り水晶」でも髪の毛は二本には見えない。天然水晶と見分けるのには役立つが、必ずしも硝子玉だと断じることはできないのである。
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