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紙のプリント廃止を目論む学校が増えてきた。学習用具の電子化である。生徒は学校から配布されるiPadのようなデバイスを持ち、教師の送信するファイルを通信で受け取る。ノートを取る行為は、そこにタッチペンやソフトキーボードで上書き入力することにより代替される。小テストであれば答えを記入して返信すればよい。マーク形式なら採点も一瞬である。先生の負担も軽くなる。▼数年前はまだ夢物語だと思っていたが、気づけば今日か明日かの現実である。何がどうなるか見当もつかないが、少なくとも反対派の唱えるような、夏休みの宿題がまるごとコピーできてしまうといった批判にはあたるまい。それはあまりに融通の利かない極論というものだ。既にウェブテストが正しく機能しているのだから、既存の認証の仕組みで十分対応可能だろうし、なんなら宿題に限り紙で出せば良いのである。過渡期は新旧織り交ぜながら、やがて近い将来、教室から紙は消えるだろう。
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