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ここ最近、まるいクッションでリフティングをよくやる。やわらかいので指先にひっかかったり、蹴っているうちに形が変わってだんだんあらぬ方向に飛んだりして、サッカーボールのようにかちっとした正攻法のないところが面白い。狭い部屋で壁や天井に当たるとアウトになるのも鬼門である。▼はじめのうちはちっともつづかなかったが、こんな遊びでもやはりコツというものはあると見えて、次第に回数が安定してきた。ブレの少ない弾があがるようになり、イレギュラーバウンドのあとの「もどし」が正確になり、左足や膝も使えるようになり、跳ねの少ない蹴り方で時間あたりの回数を稼ぐ……。▼何かのために始めたわけではないが、こんなささやかな遊びにもいろんな発見があって、習熟するにつれ何がネックになっていたのかが見えてくる。「遊び感覚」という言葉がいい意味に使われるのは、思うにこういうときだろう。遊んでいるうちに大切なことがわかってくる。
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