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「為楽當及時、何能待来茲。」(楽しみを為すはまさに時に及ぶべし、何ぞ能く来茲を待たん。)楽しいことをするなら、それが出来る時――今この時にこそするべきだ。どうして来年など待っていられるだろう。人生の享楽思想を詠うこの短い句は、古詩十九首・其十五に見えるも無名氏の作。宵越の銭は持たないであろう彼が、もとより句に名前など残そうはずもない。▼今日できる遊びは今日したい。同じ理由で今日できる勉強は今日しておきたい。とっさに思い立ったことを、思い立ったそのときに本気で学ぶ。どうせすぐ飽きる癖に、と人は言うけれど、私はそれでいいと思って来た。飽きる癖にと言って何もしないくらいなら、すぐに飽きると知りつつも、まだ興味のあるうち全力投球しておいた方がいいに決まっているのだ。いつかぐるりとひとめぐりして、また興味がめぐってこないとも限らない。そのときに少しでも先の方へいられるよう、いまこそ頑張るべきなのだ。
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