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ウィキペディアにこうある。「後代にルネサンス期の技法を検討した理論書として、フックスが1725年に著したGradus ad Parnassumが特に有名である。(中略)対位法の実習の際に注意すべき規則が厳しく定められており、その規則に縛られながら課題をこなすことによって、正統的な対位法的感覚を身につけることができるとされる。」▼邦訳は絶版で古本も高価だが、英訳版なら安価で手に入る。『The Study of Counterpoint』、早速入手して読んだ。対話編、演習形式のペーパーバックで、とっつきやすいが見た目よりは遥かに重い。対位法の技術解説も充実しているが、ちょくちょく鏤められた音楽的考察がとりわけ面白く、繰りかえし読んでいる。▼同じ訳者の『The Study of Fugue』も注文したが、こちらはまだ発送できないとのこと。こんなこともあろうかと――あるいはアマゾンの策略に乗せられて――いくつか同時注文した類書を読みつつ、ゆっくり待つとしよう。
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