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別部署の同僚が余暇にアンドロイドアプリを作っているという。開発プロトタイプを見せてもらったら、機能面はそこそこ形になっていた。着想があまり他に類を見ないので、魅せ方を工夫すれば面白いアプリになりそうだ。いくつか表現方法と改良点についてのアイデアを話すと、早速試しに実装してみるという。そのアイデアが我ながら確かに斬新なことを思いついたものだと後で思って、名品の誕生を予感する。▼しかし、わかっているのだ。出来ることが限られているアプリの世界で真剣に面白いものを創ろうと思えば、それなり面白いものにはなるのである。アイデア勝負で鎬を削るこの土壌、難しいのは売り抜けでない継続的なマネタライズなのだ。永久無料のサービスがあふれる中、どうやって有料を正当化するか。金を出すに値するかしないかという以上に厄介な、マイクロペイメントの障壁をどうやって取り払うか。販売を目指す開発者の悩みの種はいつもそこにある。
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