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リスクマネジメントには広辞苑よりも厚い専門書がたくさん出ているのに、どうして私たちは日々手遅れのプロジェクトを目の当たりにしなければならないのだろう。唯一無二の担当者が病気で倒れた。代わりはいない、どうしようもない。もうダメだ。耳を澄ませば今日も悲鳴が聞こえてくる。▼企業の話ばかりではない、あなたの手元の小さな企画にも必ずリスクは存在する。目を瞑らずに、必ずそれを見積もろう。起こりうる悪夢は起こるのだ。想像力を働かせ、うなされるかもしれない辛い夢を考える。リストが出来たら、質問すべきは次の三つだ。これらは「どの程度のリスクだろうか」「回避できるだろうか」「制御できるだろうか」▼制御不能なリスクはハザードとなる。回避も制御も出来ない危険度大のリスクがあればあるほど、プロジェクトはギャンブルに近づく。それでよいかどうかは時と場合によるが、ギャンブルであることを事前に知っていることが大切である。
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