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三万語の語彙があると、書籍から新聞、ニュースサイト、専門用語の少ないジャーナルあたりまでは、辞書も推測もなしでスラスラ読めるようになるという。逆に言えば、三万語に足りない状態では、読めているようでもある程度は流れと推測に頼った粗い読み方になっているということだ。それでも意味は汲めるだろう。しかし、そうした読み方をつづけている限り「中上級者の壁」は越えられない、と土屋雅稔氏は指摘する。▼まずは三万語をしっかり暗記せよ。『中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム』の主張はこうだ。単語主義か、とはじめは否定的に思ったが、読み進めてみるとなかなかそうは一蹴できない説得力がある。たしかに、わからない単語が含まれている文章を読むと、わかるわからない以前にあまり楽しくない。読む気を失くさずになんでも読みにいける、という積極的な気持ちを持てる状態が「三万語」なのだという話には、頷けるところがある。
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