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資料を見ながら物を書いてもついてまわるのは孫引きの誤りで、事実を違えることはしばしばある。書籍でさえそうなのだから、ウェブの二次情報、三次情報など危険極まりない代物だ。こういう意見は数年前頃にいちばん活発だったように思う。今、あまり聞かないのは、信頼性が増したわけではなく、誰も頭から信じるつもりではいないからだ。皆、情報が面白いから見ている。共有されているから参加している。本当かどうかは二の次、三の次の関心になる。▼そういう態度で読まれていることを書き手側も充分知っている。それなら書くのも本当かどうかは二の次、三の次だ。面白いことを書こう。センセーショナルなことを書こう、と思い出す。無理からぬ話である。多くはその価値なりに消費され消えて行くので無害だが、もっともらしい理論武装を纏うと手に負えない。私の気分で私の思うところを書いただけです、という後付けの開き直りが堂々とまかり通るわけである。
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