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あらゆる仕事には作業的側面と創造的側面がある。作業的側面は、時間があればあるほどよい。単純に時間のかかる仕事であり、たいていは仕事全体の大部分を占めている。この側面を進めることは、仕事の「完成率」に貢献する。一方、創造的側面は、進行に集中力を必要とする。集中力が閾値を越えない限り、まったく進まないことも珍しくない。この側面は仕事の「完成度」に貢献する。▼あまりに自由な時間がありすぎると、常に集中力の低い状態でいるために、しばしばこの「集中力の壁」が越えられない。越えられないので諦めたり迂回したり妥協したりして、創造的な側面のクオリティを落としてしまう。人間、時間が無ければ無いほど集中力が高まるように出来ている。時間が無ければ、完成率の進みは遅れるものの、微妙な物をつくる余裕もないので、手の抜き所がなく出来が良くなる。忙しく働く社会人にとって、あまりにも「時間がない」ことの利点はここにある。
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