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「夜熱依然午熱同、開門小立月明中。竹深樹密蟲鳴處、時有微涼不是風。(楊万里「夏夜追涼」)▼「夜熱依然として午熱に同じ。門を開いて小立す、月明の中。竹深く樹密にして虫鳴くところ、時に微涼有るもこれ風ならず。」昼の熱を引きずるようになると、真夏の夜もいよいよたまらない暑さになる。夕方ふと涼しくなったかと思うと、陽が落ちてから巻き返してくるこの湿っぽい暑さはどういう仕組みなのだろう。都会では虫の代わりに風鈴が鳴く。しかしこれも風ならず。ベランダに出てさえ涼しくない。▼午前四時。ぬるいシャワーを浴びて体を冷やす。節電の代わりに水を消費してもつまらないので、長々とは居ない。部屋の気温に代わりはないが、体の方が落ち着けば、少しはゆっくり眠れるだろう。ダメ押しに冷たい水を飲む。天河只在南楼上、不借人闊齠H涼。蒸し暑い外界に一滴の涼味も零してくれない天の川に比べれば、ウォーターサーバーは本当にありがたい。
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