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庭に関することを様々調べている。庭といってもガーデニングではなく、庭園の方だ。図版を眺めたり、庭造の哲学を調べたり、石や樹木の名称を調べたりしている。思ったより得るところが多く、面白い。▼「意匠を起こすに当たって第一番目になすべきは、庭中の主題を定めることである。守護石、真木の位置がそれである。次に、築山の高低・遠近、泉水の広狭・屈曲を考え、さらに樹石・燈籠・垣牆等の配置を工夫すべし。」「池に水を引く前は、近くの築山は高く見える。しかし、いったん水を引き入れてみれば、意外に山は低く感じるものだ。これをあらかじめ計算に入れること。」▼こんな作法のあれこれをいくつもいくつも見ていると、プロの仕事というものは本当に何気ないようでよく考えつくされていると痛感する。絵画や音楽にも通じるところが多々あって、具体的なロジックを音づくりに転用したらどんなふうになるか――いつの間にかそんなことを考えている。
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