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書店の洋書ワゴンが撤去され、新たに洋書コーナーが復活した。並んでいる大半はどう見てもワゴンから蘇ってきたゾンビたちだが、値段はいっぱしの新品である。こういう例はあまり知らない。▼安売りのうちは買う気もしないが、新品となると物色したくなるのは私の妙な性格である。広くもない棚をつらつら見ていると、まだ見たことのないボキャビルの本を見つけた。手元にはすでに三冊。今日は全部で四冊買おうと思っていたので、これも何かの縁と思って購入した。▼どうもまた語源系のボキャビルである。30のセッションにつきひとつの語幹を解説し、そこからワード・ネットワークを広げていこうという典型的なやり方だ。「語源で覚える」系の単語帳は日本にも多く、語源、語源と皆持て囃すけれども、さてしかし新しい日本語を覚えようとするとき、語源で覚えようとした記憶があまりない。効率がいいのは認めるが、最高のやり方ではないと直感的に思っている。
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