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会社のタイムカードシステムには、休憩時間を記入する欄がある。昼食や夕食など強制的に休憩と換算される枠に加えて、自分で取った休憩も合計してから記入してください、という注意書きが、登録時に必ず表示される欄である。(もちろん、休んでいない休憩時間を引きなさいとは決して言われない。)▼さて、この欄を正直に記入する以上、休憩は好きなように取ってもいいはずだ、と主張する人々の存在が問題になる。夕食へ行ったきり八時になっても帰ってこない。床屋へ行っていたといい、本屋へ行っていたといい、いちど家に帰っていたという。「すべて休憩時間につけるから、問題はない。」▼問題ないはずないのである。夕食時間帯に休憩を長く取るということは、それだけ深夜残業に換算される時間が増えるということだし、何時まで席を外しているのか、残された人には把握も出来ぬ。いつなんどきでも休憩していいという発想は、協働する社会人のものではない。
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