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アーンスト・アンド・ヤングの発表によると、インドの成長率は2013年に中国を上回るという。長期的な見通しのようで、実にもう再来年のことじゃないか、そんなふうに驚いた。▼けれども、この記事をどこかのニュースサイトで見た後、たまたまアーンスト・アンド・ヤングの発表本文の一端を見る機会があり、読んでみるとどうも上のように言い切っているわけではないらしい。要約するに、今後二年間、ありとあらゆる経済事情がインドに対して有利に運んだ場合にはそうなるというのである。そうして、その前提の中には上手く行きそうにないものも無くはない。▼「二年後、インドが中国を上回る」と聞かされるのとでは大違いである。ニュースサイトが意図的に訳し落としたわけではなく、文字通り要約したに過ぎないのだろうが、文面通りには鵜呑みに出来ない二次情報の恐ろしさを改めて知る形になった。近頃流行りのまとめサイトなどにもよくよく注意されたい。
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