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その昔、グラクソとウエルカムは合併してグラクソ・ウエルカムとなった。一方、米国スミスクライン・ベックマンは、英国ビーチャムグループと合併してスミスクライン・ビーチャム社となり、これとグラクソ・ウエルカムが合併して今のグラクソ・スミスクラインが誕生した。▼これでもだいぶ簡略化している。合併に合併を繰り返して巨大企業が誕生する、その優秀なる見本である。産業興る時、切磋琢磨して成功を収めた企業が、今度は安定した研究への長期投資を図るために合併する、この競争と協調の経路は何も珍しい道ではない。昨今のソーシャルゲームの台頭と、それに伴う既存ゲーム業界の再編もまた同じ道を行くようである。▼好くと好かないとに関わらず仕方のない流れだし、よいこともあるので一概には言えないが、こうして黎明期が終焉したことを知ると何か冷える思いがする。日本のエレクトロニクスも、遅かれ早かれ同じ道を行くことになるだろうと思う。
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