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帰宅して間もなく書いている。もう年は明けているが、12/31と題された号で新年の挨拶はしたくないので白々しくも大晦日の夜ということにしておこう。年末年始のテレビ特番のようなものだ。▼人生のほとんどを捧げている仕事が依然デスマーチの真っ只中なので、まだ今年を振り返るキリという気もしないが、一言で言えば酷い年だった。私はもちろん、ほとんどの人にとってもそうだったのではないかと思う。2011年が素敵な年として記憶される人は、どちらかと言えばレアケースだろう。▼それでも前向きに生きるなら、来年が今年以上に酷いなんてことはあるまい、と信じて来年を迎えるのが良い。人生山あり谷ありと言うが、絶対的な高度に関わらず谷の次に来る起伏は必ず山と呼ばれるものなのだ。人生で最悪の時期に、普通は見過ごしてしまうような小さな出来事に感動した時、芸術家は貴重な傑作のヒントを得ることが多い。ようは山も谷も使いようである。
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