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「京菓子の歳時記第一番位」と胸を張る正月の名菓「花びら餅」を食う。白小豆の味噌餡に牛蒡、人参と、自然の彩り豊かな花やぐ餅である。材料は京風の雑煮を見立てているらしい。「梅や桜の花びらに見立て、初春を祝う餅菓子。たっぷりめの、大福茶でお祝い下さい。」残念ながらそう気の利いた茶もないので、いつもの焙じ茶で済ます。▼夕食は雛鮨で寿司を頂いた。新入りの三崎まぐろはどうも筋が硬くて口に合わないので、やはりいつものまぐろがいちばん、それに季節物の平目と味の良い寒ぶりを数貫。あとはなかなか貝類が食えるようにならないので、今日こそはと思いながら、ついに口へ運ぶのは躊躇われた。▼こうしてみると実に豪奢な一日を送ったようだが、雰囲気は申し訳なく台無しながら昼はコンビニのパンを流し込んでデスクで仮眠したばかりである。終日に慣らしてそれでもやや贅沢というところ。こうして時々は素敵な食事の機会を作りたいと思うのだ。
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