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私は比較的飽き性である。飽き性で、かつ、勉強しても勉強してもあまり実技が身につかない操縦性の低さも否めない。そういう自分のことを熟知しているので、常に何か気にかかることを勉強するようにしている。今週はA、来週はB、来月はC。ぐるぐるまわっているうちに元のところへ戻ることもある。身についていないものをもういちど学ぶ。知識が上書きされて、少しはましになる。▼当然、効率は悪い。しかし効率を高めるには、心が求めていない修行を自らに課さねばならない。精神に適合しないものを無理に詰め込む自分への過酷を果たさなければならない。恐らく、ここにひとつのジレンマが生じるのである。「何かを極めるには、常にそれを好きでいて、楽しみ続けているべきなのか。それとも、時につらいと思いながらも精進しなければならないのか。」そうして、私のように後者と信じながら前者を選択している人間だけが、怠け者と呼ばれるに値するのだろう。
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