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プロジェクトを無事終えたので、担当パート以外のシステムや作業フローを後学のために浚い始めた。まだまだ改良の余地があるところもある。が、驚くのは、余地どころではない、原始時代のようなゴリ押しの仕組みで動いているところが見つかるのである。詳細は言えないが、いろんな等比級数の第百項を求めるのに、地道な掛け算をつづけて悲鳴を上げているようなものだ。▼無論、この悪習を打破しようと試みた人間は過去にもいたらしい。しかし、そのとき新たな仕組みの流れた理由というのが、思わず耳を疑う、ある部課長の台詞である。「この年になって新しいことを覚えるのは大変だからねえ。」▼新規性を求めて挑戦しつづける、という全社スローガンのもと、こうした人間が努力も忘れて管理職にのさばる現実は、どこの企業もそれほど変わらないのかもしれないが、鬱然たるものである。ああはなりたくないと思う。なりたくないと思われても、当人は平然だろう。
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