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スティーブン・R・コヴィーはタスクの優先順位付けについて、緊急性と重要性の二軸による四分割を推奨している。緊急性も重要性も高い、心臓発作のようなタスク。重要だが緊急性の低い、心臓発作を予防する運動のようなタスク。重要でないが緊急性の高い、電話などの割り込みタスク。重要でも緊急でもない暇つぶしのようなタスク。▼最初と最後の優先度は誰もが理解している。ここの並び替えを間違える「良心的人間」はいない。しかし真ん中のふたつ――「予防運動」と「割り込み」の優先度は往々にして逆にされることが多いという。▼なぜか。どんなオフィスにも、溢れているのは割り込みのタスクだからだ。更新のたび新着メールが真っ赤に染まる。電話のベルは鳴り止まない。会議を早めに切り上げ次の会議に向かう。こうした割り込みが、一見「のんびりした」仕事のように見える予防運動の時間を圧迫する。その結果は、ご想像の通り。心臓発作の多発である。
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