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芸術家、音楽家、科学者、教育者、デザイナー、プログラマー、研究者――このようないわゆる「専門家」の職業層を、現代における経済成長の原動力として、リチャード・フロリダは「クリエイティブ・クラス」と定義している。彼らは住み心地の良い都市に集結する性質があるので、そういう都市はめきめき発展していく――というのが大雑把なクリエイティブ都市論の概要だ。▼現在、クリエイティブ・クラスとされる労働者の単純な人数は、アメリカで3000万人、日本で500万人程度という。雇用人口に対するクリエイティブ・クラスの比率はアメリカが20%、日本が8%となり、その比は5:2。純粋な人数差に加え、割合でも倍以上の開きがあることになる。もちろん、これだけで何かを論じることは出来ないが、ひとつの成長係数として見ることは出来るだろう。これらの数字を意識した都市開発プロジェクトが、日本でもいくつか進行しているのは確かなようだ。
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