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ベートーヴェンのピアノソナタをひと通り聞いた。どれが何番か、聴いて即座にわかるほどには聴き込んでいないが、ひとまず耳には入れたということになる。▼とくに好んでくり返し聞いたのは熱情、ハンマークラヴィーア、ワルトシュタインの三作品と、名前なしから32番。悲愴や田園、月光、テンペストも捨てがたく、やはり名前のあるものはいいなと思ってしまうのは、思い込みなのか、良品だから名前がついたのか。そのあたりの事情は寡聞にして知らない。▼いちばん好きなのはハンマークラヴィーアだが、こちらが局所的に好きな箇所が多いのに対して、ワルトシュタインは第一楽章から第三楽章まで通して聴くとはじめて良いと感じる。初めて聴いたときはピンと来なかったので、私の中ではいわゆる「スルメ曲」ということになる。元来、堪え性が無い性質なので、第二楽章のアダージョが短くまとまっているのもよい。ただし32番のアリエッタだけは別腹である。
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