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本格的に緊縮財政を敷かなければ生活がままならないので、しばらく控えるところは控えていく。夏を過ぎて、秋になればまた生活を失う代わりに収入は少し増えるだろう。こういうトレードオフに悩まされていると、つくづく「人間は命を薄めて金を得ている」という利根川の言い分が真実のように思えてくる。もっとも今はまだ薄めれば得られる機会があるだけありがたい話、それさえいつどうなるかわからない。▼だから有事のために金は貯めておこう、ということになる。ところで、貯めている人が口を揃えて言うところによると、金というものは貯めれば貯めるほど貯まるものらしい。たくさんあればその分気楽に使いたくなるのでは、と私のような貯められない人間は考えてしまうが、普段から意識を高くして貯金を積み重ねている人が感じる百円の価値は、浪費に暇がない人のそれよりもはるかに高いのだそうだ。借金と同じく、貯蓄もまた雪だるま式であるということか。
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