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ベテランのシニアマネジャーなら、トップダウンで方針を定めて、部下に命令し、統率を取りながら仕事を進めてよいように思える。逆に、新米の若手マネジャーはしゃしゃり出たことをせず、先輩メンバーに意見を伺いながら、参加型でプロジェクトを進行した方が上手く行くように思える。ところが実験によると、直感に反して事実はまさに反対であるという。少なくとも新米は指示型を選んだ方が、成果も効率も良かったのだそうだ。▼理由は、メンバーの心情にある。たとえば「たいして出来やしないだろう」と思われている新米が、先輩とはいえ部下であるメンバーに伺いを立てるようなことをしていると、やはり駄目そうだな、と偏見を助長してしまう。一方、自ら目標・方針を定め、積極的に指示を出して行くようにすれば、思ったよりやるな、と事前印象の見直し機会をつくることができる。その信頼が礎となり、プロジェクトを成功に導くチームワークが得られるのだ。
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