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非常に美味いが非常に辛いと評判のカレー屋に挑戦した。あまりにも遠慮がちな、小さくて目立たない看板。探し当てた入り口から、狭いビルの階段を三階まで潜る。扉を開けると、小汚いビルが嘘のような、東南アジアテイストの洒落た店があった。なるほど、隠れた名店だろう。▼味は、評判通り、美味いがあまりに辛い。私はとくべつ辛いものに弱いので、途中から会話する余裕もなく、舌の刺激を和らげる工夫と滝のような汗の始末に追われていた。そんなにつらくても独特の風味が良いなと感じるほどだから、辛いものが好きな同僚はさぞかし喜んだことだろう。▼いつもの夕食メンバーも、さすがにこの頃は社のまわり、最寄り駅近くの飯屋には飽きてきた。どこを選んでも「またか」という空気が漂う。しかし食べログなどでちゃんと調べてみると、まだ半分も制覇していないことがわかるのだ。慣れ親しんだ土地にも、知らない店はたくさんある。たまに開拓してみては。
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