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私がキャプションなどのデザインをするとき、たいせつな情報が見る人に届きやすいかどうかを確かめるために、よく使っているやり方がある。少し画面から離れて、目を細めるのだ。目の悪い人は、文字の内容が読める範囲でメガネを外してもいい。とにかくぎりぎりまで細くする。もうこれ以上は目を閉じてしまう、という瞬間、目に飛び込んできているのはどこか。結論、それが「届きやすい場所」だ。▼最近読んだ『「レベルアップ」のゲームデザイン』で、この手法が「細目テスト」として紹介されていた。目を閉じる瞬間に注目する場所が「明るいところ」であるという点以外、やり方は同じである。クラッシュ・バンディクーやアンチャーテッドを手がけたデザイングループ「NAUGHTY DOG」に学んだものらしい。プロでも通じる三秒の試験法。道具も何も必要ない。特設サイトのデザインなど、絵コンテ段階で使ってみると、仕上がりはぐっとよくなるだろう。
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