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残業の度合いで成果へのコミットを測る悪癖はいつになれば無くなるのだろう。「残業したくない。公私のメリハリをつけて、プライベートの充実も両立したい。そんな甘いことを言っているようでは、到底やっていけない部署ですよ。」新入社員研修で、こう、誇らしげに語るマネージャもいる。大抵、蓋を開けてみると、想像を絶する管理能力の無さと石器時代のようなプロセスの非効率で、無駄な残業ばかりして予算を食いつぶしていたりする。▼クリントン・キースがこんな思い出話をしている。サミーがセガに吸収されたとき、サミースタジオを残すかどうか、上層部は判断を迫られた。そうして、このスタジオがどれほど本社に貢献するかを確認するため、毎晩、夜中に駐車場の車の数を数えはじめた。当時、他に先駆けて効率的な開発手法を導入していたサミースタジオでは、残業も少なく、車の数は少なかった。「だめだな、これは。」こうして、スタジオは閉鎖された。
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