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知らないと意外なことだが、「読みやすいこと」と「早く読めること」のあいだには、実は違いがある。▼横幅が可変なブログの記事を想像してみよう。どういう幅にすると読みやすいと感じるだろうか。多くの人は、一行が文章として意味を成す程度であれば、出来るだけ横幅を短くするという。海外のニュースサイトなどを見ると、確かに記事全体は縦長のものが多い。逆に、一行がやたらと長い横長のサイトを見かけると、なんだかうんざりしてくる。非常に長い文章を相手にしている気分になる。▼しかし、研究によると、文章は横長の方が明らかに時間あたりの「読破量」が多くなるのだという。ほとんど誰でもそうなのだそうだ。このことを実感するのは、いちど横長で表示した文章を幅を狭めて縦長にしたときである。縮んでいくスクロールバーを見て、「こんなに長かったのか」と思うのだ。それだけ横長には文章が圧縮されていることになる。感覚と現実の乖離である。
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