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バグ発見、報告、修正、テスト。ぐるぐると繰り返す。▼なにより難しいのは、テストによって発見されたバグとその修正が、しばしばそれまでのテストを無に帰してしまうことだ。致命的なバグを直すために加える<たった一行の条件文>で、それまで動いていたものが動かなくなるかもしれない。少なくとも、動いていたという事実はなくなる。直せば直すほど、システムは「動かないかもしれないもの」だらけになっていく。▼テストに早くに手をつければつけるほど再確認の労力が無駄になり、遅くなればなるほどクオリティの向上が間に合わなくなる。コーディングは今日の定時まで、ここからはテストしかしません、というわけにはいかないのだ。確実なところから確実に確かめて、徐々に全体をFIXしていく、そんな絶妙のクロスフェード。そうして、いちどテストフェーズに移行したら、どんなに楽々修正できる情けないバグでも、安全のために受け入れる胆力がいる。
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