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プロジェクトからプロジェクトへ、代々受け継がれてきた「秘伝のタレ」の中には、文字通り秘伝と呼ぶにふさわしい優れたノウハウもあれば、味が合わなくなるたびに継ぎ足し継ぎ足し、とりあえずその場は我慢できる味に直しつづけてきた結果、ついに異臭を放ちはじめた壺もある。その中でもひときわ悪臭を放ち、猛威をふるいはじめたのが文字コードの扱いだ。▼春のスキマ時間で、ここの大改修を買って出ることにした。データの形式は日本語も欧州文字も中国語もごちゃまぜで、ExcelのUnicodeを一律でSJISに落としこんだ後、足りない文字は定義外の値に当てはめて無理やり解釈させている始末。一部のコンバート環境に至っては、UTF-8とUTF-16の違いすら意識されていない。エラーが出るたびに急場凌ぎの対応をつづけてきたのがよくわかる。そのことを非難する気はさらさらないが、今後のためにもここらで壺を割り、整備された仕組みを注ぎ直す必要があるだろう。
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Draft