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病気もせずに働きつづけた反動の如く、マスターアップが承認されるや否や、綺麗に寝込んだ。恐るべき喉の痛み。止まらない鼻水。だるい身体。模範的な風邪である。▼いつも以上に水分を取る。今日だけで2リットルのペットボトルが2本空いた。風邪のときはポカリスエットなどスポーツドリンクが定番だが、あれは実際のところ砂糖水とたいして変わらないので、たくさん飲むには別の面で都合が悪い。古い人間のような言い分だが、温かいほうじ茶なんかがいちばんいいと思う。▼こんなとき、高島屋で購入した特大の急須が役に立つ。幅広で長い胴を持つ、見るからに重量級の品で、一般的な湯のみなら二杯か三杯は満たしてくれる。これになみなみ湯を注いで部屋にこもり、だんだん濃くなりゆく味の変化を楽しみながら、これまた高島屋で同じときに仕入れた特大の湯のみで飲み干していく。病気のときは風流より実用重視。脇に据えたサイドテーブルも一躍活きてくる。
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