400
Post/Edit Page
「そりゃ、誰もが創造性を使って金を稼げるわけじゃないさ。だからこそ、それをやっているひとはなおさら社会のことを考えていなくてはならない。月曜から金曜までハードに働いているひとに対して、つまらないDJを聴かせるわけにはいかないよ。来てよかったと思えるようなものにしなくてはならないと思う。彼らを退屈させたら、何のためにDJをやっているのかわからないからね。」▼「ぼくたちは生存競争のために生まれてきたのではないのだから」とセオ・パリッシュは言う。だからこそ自分を表現すること、創造性を発揮して自分で考えること、そういうことのできる人が社会に必要なのだ。野田努『ブラック・マシン・ミュージック』は、自分の、自分たちの、過去と、現在と、未来を表現するために死闘した黒いデトロイトの記録である。肉声である。クラブ・カルチャー史の決定版『そして、みんなクレイジーになっていく』とあわせて、いまいちど推薦したい。
pass:
Draft