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初期ドラゴンクエストのセーブ方式として名高い「復活の呪文」について、雑談交じりに話していた。情報量はIであればひらがな20文字。50の20乗と言えば膨大にも見えるが、現実には濁点や半濁点を入れて64文字(2の6乗)を20個分と考えても、わずかビットフラグ120個分に過ぎない。ここからプレイヤーの名前やチェックディジットを差し引くと、データ保存用のスペースは半減する。アイテムと装備品のフラグ、所持経験値、所持ゴールド、ゲームの進行フラグ……山ほどある保存すべき情報を、よくもまあこれだけ短いところに詰め込んだものだと感心する。▼実際、呪文内には1bitの余裕もないようだ。計算式で算出できる値は全て根となるパラメータから再計算するよう設計されている。現在のHP、そんなものは復活時に全回復すればよかろう。動的な値の保存を極限まで削るための”漢仕様”も随所に光る。レトロゲームの熱意から学ぶところは多い。
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