400
Post/Edit Page
親切心。それは他人の使うシステムやモジュールを設計するときに、なくてはならないもののように思える。しかし、現実は、あったほうがいいものですらない。たいていは無い方がよいものである。少なくとも、そう思って組んだ方が良い。▼設計者はいつでも、親切心という名の自己満足に囚われているものだ。こういう人のためにこんなインターフェースを用意しよう。ああいう人のためのあんな機能を用意しよう。しかし、いざ運用がはじまった後、それら全てについてほんとうに終身サポートする気があるだろうか。ないのなら、そんな機能は無い方がマシである。こういう使い方も出来るようにしました、でもその用途の場合は予想外なので、正規の使い方をしてください、なんて、馬鹿馬鹿しいではないか。▼システムと同列に論じるのは危険だが、モジュールとは、唯一の、いつまでもサポートすべき正しい使い方をしたとき以外は、徹底的に使いにくいべきなのである。
pass:
Draft