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関数名も、変数名も、すべてが基本は英語。何かと英語圏が強い印象のあるプログラムの世界だが、私は常々、日本語開発ならではの決定的な強みがひとつあると思っている。コメント文である。▼いかに開発環境が色を変えているといえども、英文プログラムに挿入された漢字とひらがなほど強烈な識別子はない。日本語で書かれるプログラムはないわけだから、普通に母国語でコメントを書いていくだけで、私たちはコードの「説明」と「実体」を明確に区別できるのだ。これを同じ英語で書かれると、コメントだけを拾い読みしていく行為は、異国語であることを差し引いても、明らかに難しくなる。▼故に、海外とやりとりするプロジェクトならともかく、日本人だけで構築することが明らかな場合、気取って英語でコメントを書く必要はないどころか、害悪であるとすら思っている。例外があるとすれば、まさしく「重要でないコメント」こそ、英語で短く書けばいいのである。
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