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本棚から撤去した本を順次もとに戻している。やっていることは物の位置を変えているだけだが、こう手を動かしているだけで普段は考えないことを考えるから面白い。読みかけてやめた本を拾い上げたとき、今度こそ読んでみようかと意気を出して頁を開いてみたりする。棚の深いところに眠っていた本たちが、数年かけて趣味がどんどん変遷していることを教えてくれる。もちろん、探していた本が見つかるというベタな恩恵もある。▼漫画は遅かれ早かれ電子化する方針に決めているので、今回は出来るだけ活字系の本を優先的に棚へならべた。しかしもともと漫画のような重量の軽い本用に作られた安物の棚であるから、密度の高い大判ばかり乗せるとフレームがみしみしと音を立てて、今にもこちらへ倒れて来そうな気配である。奥行きが短く重心が後ろへ寄るような文庫本を上の方へ、その他を下方へ配置してみたものの落ち着かないので、ここは別途検討を要するところだ。
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